「建築条件付きの家を買う際の注意点とは?経験者の視点から解説」
建築条件付きの建物ってどうなの??そんなご相談をいただくことは結構あります。
特に市内にお住まいの方から聞くことが多くなっていますね。
ですので今回は、建築条件付き建物について解説していこうと思います。
そもそも建築条件付きとは、土地とセットで販売しており、その土地を購入するときには購入する会社で建築も行う必要がある物件です。
なぜこのような販売がされているのかというと、都心部など値段の高い土地単価の場所で土地が売れ残ると困る。
なので、お客さんが付いてから「お客さん好みの間取りにしますよ。」ってことで売れ残りのないようにするためですね。
そして土地とセットで比較的低コストで販売されていることが多く、
一見メリットが多そうに見えるでしょう。
ただ、ここに落とし穴がある。
全部がそうだと言いませんが・・。
よくある失敗例として、見た目はめっちゃ良かったけど住んでみたら夏は暑くて冬は寒い家だった・・。
こういった建築条件の付いた建物の多くは不動産業者さんが売る目的を主軸おいて計画されているので、
コストを極限にまで削って販売していることが多いです。
問題は、家を作る過程にあります。
不動産業者さんは多くの場合、安い単価で下請け業者さんに工事を依頼。
値段をたたかれた下請け業者はマイナスにならないよう手間を省く。
そうなると家の性能が上がるわけもなく、快適に住まえない家になってしまうことだってある。
昔大工さん時代に分譲地内でものすごく手が早い大工さんがいたんです。
その大工さん本来断熱材の止付けを10㎝とかでするところを30センチとかで止付けてました・・。
そりゃ早くなります。ただ、単価をたたかれた結果生き残るためにとった行動なのでしょうけど・・。
お客さんはかわいそうですよね・・。
断熱材の止付けが甘かったらどうなるか?
壁の中で垂れ下がってしまい、そこで外気の温かい空気と内気の冷房で冷やされた空気がぶつかり結露を起こす・・。汗
結露が起こった壁内はやがて躯体を腐食させ最悪の場合倒壊してしまう恐れが出てきます・・。
怖いですね・・。あっこれはグラスウールの話です。
でもそんなところ見えないんです。見た目では。
建築条件付きってじゃあ買わない方が良いの?ってことになると思うんですが、
そんなことはないです。
問題は、安いは安いなり施工もおろそかになっているってこともなくはないと覚えておいた方が良いということです。
とくに不動産メインでやっている会社さんは下請けに安くで依頼している場合が多い。
気を付けるべきポイントは、その会社の工事マニュアルとかを見せてもらう。
マニュアルもないとなると適切に工事されている可能性は低い。
さて、今日は、建築条件付きについてお話してきましたが、あくまでも個人の経験上のお話です。
信じるか信じないかはあなた次第ですので、少しでも参考にしていただけると幸いです。
宜しくお願い致します。
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