「見た目だけじゃない!床材が住み心地に与える影響とは?」
床材には様々な種類があり、見た目では何が良いのか判断しにくいです。
見ためやデザインが良くても実際に住み心地が良くなるかどうかは分かりません。
そもそも、床で住み心地が変わるって知っている方も少ないでしょう。
でも床次第で変わります。
それはその床により熱を保ちやすかったり逃がしやすかったりするという事です。
同じ温度の中にある固い床と冷たい床を並べて表面温度を測るとほぼ変わりません。
でも実際には表面を手で触ると固い方の床は冷たく、柔らかい床の方は冷たくないという結果になります。
例えば、同じ温度の水でも、金属の湯呑みと陶器の湯呑みでは、触った感触が異なります。金属は熱をよく伝えるために触ると熱く感じますが、陶器は熱をあまり伝えず触ると温かさを感じます。同じ温度でも、素材によって感じ方が異なるということです。床でも同じで、素材によって熱の伝わり方が異なり、触った感触が異なることがあります。
その違いが床で起こるわけですね。
ですので、どれだけ快適な家の中で高断熱な家でも、床材が冷たいと足の裏から熱(体温)が奪われてしまい、快適ではありません。
ですので、床材選びは結構大事です。
もみの木の床は素足で歩いてもヒヤッとしない理由はこういったことがあるからなんですね。
普通の床材や塗装された床。または固い広葉樹の床は、見た目かっこよくてもスリッパがないと冷たいかもしれないですね!
快適な家に住まうにはもみの木の床が良いでしょう。