板目と柾目
木には大きく分けると二種類の木の取り方があります。
この取り方によって調湿するかどうか?が決まります。
「木」だから調質するというわけではないってことですね。
一おそらく日本の「木の家」のほとんどで使われている取り方は、「板目」です。
板目はタケノコのような模様をした木の取り方です。
用途としては、酒樽や風呂桶など、水を通さない物に使われています。
つまり、板目は調質しないという事になります。
一方で「柾目」と言う取り方があります。
もみの木ハウスはこちらです。
柾目の用途としては、ご飯のお櫃やすし桶などです。
柾目を使うことにより、水分を調節してくれるためご飯が固くなるのを防いでくれるってことを、昔の人は知っていたわけですね。
板目でご飯を補完するとおそらくベチョベチョになると思います。
水は通しにくいからですね。
さて、今日は木の取り方によって調湿するかしないかが決まる。と言う内容でした。
内装材に使うには柾目が良いでしょう。
湿気を調節してくれるのでカビは防げるし、洗濯物は良く乾く、夏場も室内はサラサラですからね。
快適に過ごしたいなら柾目でしょう!