市内と郊外の違い(敷地の余裕)
市内と郊外では、敷地の余裕が全く違ってきます。
そもそも、市内には土地があまってない。
隣との隙間が10センチぐらいのところもあるぐらいぎゅうぎゅう詰めに建てられていますからね。
それに比べて郊外は土地単価も手に入りやすく、敷地にも十分な余裕が出来ます。
ですので、ゆとりをもって計画することが出来るでしょう。
敷地に余裕があれば工事もスムーズに進みます。
法令的な制限も市内の方が厳しいので、計画も市内より郊外の方がスムーズに行うことが出来ます。
例えば、市内に多い準防火や防火地域などでしょう。
防火地域や準防火地域になると窓やサッシの種類なども変わってきます。
防火仕様のサッシになると値段も高くなります。
防火・準防火地域は、延焼の恐れがある部分(燃えやすい部分)は燃えにくいサッシやガラスにする必要あるため、普通の窓よりもコストアップします。
この延焼の恐れがある部分は一階で隣地から3m、2階は隣地から5mまでがかかってくることになり、その部分は燃えにくい窓にする必要があります。
敷地に余裕がない市内ではほとんどの窓がかかってくるでしょう。
その他も色々と制限はありますが、敷地に余裕がある郊外は市内よりは制限は少なく工事もスムーズということになります。