木の家の選び方(乾燥方法)
木の家の選び方。(乾燥方法)
一般的に出回っている木の内装材は乾燥されてから出荷されています。
その乾燥方法などでも、その家に大きく影響するので、そのあたりも確認しておきましょう。
一般的に多く出回っている木の乾燥方法ですが、ほとんどが人工乾燥でしょう。
なぜ人工乾燥なのか?と言うとその方が住宅会社にとっては、金銭的にも作業効率的にもメリットが大きいからです。
人工的に乾燥させることでむらなく均一に乾かすことが出来る。
そして短時間で多くの木を乾かすことが出来るため、コストパフォーマンスも優れているわけですね。
構造材など重たい木はなかなか乾かないため、このような人工乾燥は住宅会社からするとすぐに商品になるためメリットが大きいわけです。
手間も省けてコスト的にもメリットがある事から人工乾燥されることが多くなっているわけですね。
ただ、この人工乾燥には大きな問題があります。
それは、お客様にとってはデメリットにもなる事ですから気をつけて下さい。
高温で木の中の水分を強制的に抜き取り乾燥させるため、中に入っている木の細胞まで抜けきってしまう。
こうなるとせっかく高いお金で建てる木の家も効果がなくなってしまう事になる。
消臭とか調湿とかをしなくなってしまいます。
野菜なども同じことが言えると思います。
せっかく栄養やビタミンなどが入った野菜などでも、熱を極度に加えると栄養分まで抜けてしまうのと同じことになってしまいます。
なので乾燥方法には気を付けましょう。
「その木の乾燥方法は?」ここは必ず聞くべきです。
帰ってきた答えが機械乾燥の場合、細胞まで失われている事が多いでしょうからね。
木は「自然乾燥」されている内装材がいいでしょう。