耐震等級で安心?
耐震等級というのがあります。
1から3まであって1が阪神大震災の震度で倒壊しない基準と言われていて、耐震等級2がその1.25倍。
次に3です。
3はその1.5倍の震度で倒壊しないと言われています。
ただ、これは耐力壁の総長さが基準法の何倍の長さか?ということになりバランスは考慮されていません。
なので、熊本の震災でも耐震等級3の家が多く倒れていたみたいですからね。
大事なのは偏心率です。
偏心率は耐力壁のバランスを表すもので家の重心と力が作用する中心点の剛心のずれを表すものです。
「日当たりのいい南面に窓が沢山ほしい!」ってことで南に集中して窓を設けると、耐力壁が設ける事が出来ないので他の東や北に耐力壁を集中させることになる。
そうすると、地震が起きた際に建物は北側に大きく崩れるという事になります。
という事は「耐震等級が最高等級!」と言っていたとしても偏心率の計算をしていない場合、地震が来た時に倒れる確率が上がってしまうということです。
なので、偏心率は聞いておいた方が良いでしょう。
おたくの偏心率はいくつで計算していますか?
返答があいまいな場合、その辺のことは深く考えてくれていない場合があります。