木は調湿する?
もみの木は湿気を吸ったり吐いたりします。
なので室内に水分が多い時には吸って、
少なくなると吐いてくれる。
これはもみの木が自ら育った湿度に保とうと働いてくれるからになります。
それが50%から60%の湿度と言われています。
ですので室内の湿度が高く70%とかになるともみの木が湿度を下げようと頑張ります。
逆に乾燥しすぎたらもみの木が水分を吐き出してくれて湿度を上げようと頑張ってくれます。
定期的にもみの木に水を与えてあげる事で室内は快適な湿度に保ってくれます。
普段の掃除の際に水拭きをする事で大丈夫です。
まず、掃除機をかけた後に水拭を撒きます。
その水を床に馴染ませる。
毎回まんべんなくする必要はないですが、もみの木に保湿してあげる事が大事です。
もみの木も一度吐き出した水分は蒸発してしまうため永遠に水を蓄え続ける事は不可能だからになります。
なのでお肌と一緒で保湿してあげる事も必要になってきます。
これはすればするほどもみの木の成分が放出されますので、ペットの匂いが消えたり室内の空気を綺麗にしてくれたりしてくれます。
さて、
もみの木ハウスのもみの木はなんでこのような効果があるのかと言うと、それは、木の乾燥方法と木のとり方の違いになります。
つまり、木ならなんでもこの様な効果はあるとは限らないと言う事。
もみの木ハウスのもみの木は、2から3週間(長ければ半年)もの時間をかけて天日干しをし自然に乾燥させます。
普通の木(一般的に出回っている多くの)の場合、機械の箱に入れて短時間で高温な熱を当てて水分を抜いています。
この際に木の中の細胞までがやぶけてしまうので、この様な効果は望めなくなってしまいます。
ですので乾燥方法の違いで木本来の持ち味が発揮できなくなってしまいます。
この様な状態になると、お腹がすいてインスタント食品を食べ、一度は空腹が満たされたけど健康にはならないのと同じです。
なので乾燥方法は大事になってきます。
後は木の取り方です。
木は柾目と板目といった取り方があります。
板目は一般的に多く見るタケノコの模様のような板の取り方です。
この板目ですが、酒樽や風呂桶などに使われる。
つまり、水を通しにくい。
なので、湿気を吐いたり吸ったりはしにくいと言う事になります。
逆に、柾目は寿司桶やお櫃などに使われていて、湿気を吸ったり吐いたりしてくれる。
なので調湿してくれる木の取り方になります。
同じ木でも乾燥方法や加工方法でまったく異なる内装材になります。
柾目か板目か?自然乾燥から機械乾燥か?
木の家を検討される場合は聞いてみましょう。