県産材
木は育った場所の気候などによっても木の中の細胞の量が変わります。
寒い地域で育った木というのは成長も遅く大きくなるまでに時間がかかる。
ただ、木目がぎっしりと詰まっていて木の細胞も多く含まれています。
もみの木ハウスのもみの木は寒い地域からやってきているので細胞も多く含まれていると言えます。
逆に地元の木の場合、近畿地方で言えば、わりと温暖な地域になります。
つまり、木の成長は早いと言えるかと思います。
なので細胞の量で言うと少なくなるのかもしれないですね。
内装材に木を使う理由が、調質効果や消臭効果、それに健康住宅という目的なのであれば寒い地域で育った木で出来るだけ大きな木からとれる柾目材を使用するほうがいいでしょう。
温暖な地域で育った木の方が、早く内装材になるので、家を建てる回転数はあげられるのかもしれません。
でも、その目的が健康住宅であり、その木の特性を生かした住宅を求めるのであれば、効果がある方を使用するほうが良いですよね。
「県産材はいいですよ」とよく聞くことがあるかもしれません。
ただ、どう良いのかはしっかりと理解しておいた方が後悔しない買い物になるのかもしれないですね。