家のグレード
住宅会社で家によってタイプやグレードが選べるって会社があります。
お客さんの予算に合わせて材料の質や種類を変えて予算に対応するというやつですね。
なのでお客さんの予算によっては、安い材料で住みにくい環境の家にもなる家を建てる。
つまり、作る家はバラバラという事ですね。
ではなぜお客さんによって変えるのか?
これは資金的にどう考えても建てないほうが良いお客さんでも取りこぼさないようにしているという事になりますね。
なのでお客様の「住み心地や幸せ」は論点ではないという事なんでしょうね。
でもそれをお客様は分かりません。
なので、「予算がなければこのタイプのグレードはどうでしょう?」
「安いわね。でもこれってどのように変わるの?」
「そこまで変わりはないですよ。問題はありません。値段も安くなります。」
「じゃあ安い方で」
そうなるんですね。
具体的な説明もなく契約まで持ち込みます。
そうなるとお客さんが気が付くのは住みだしてからになります。
それに「安いですが、さほど変わりはないですよ。」そう言われれば、お客さんは安い方を求めるようになり、これからもずっとグレードの低い家を建てつづけるでしょう。
そして住みにくい家で短寿命な家を沢山建てて、建て替える時に新規受注する。
残念ながら世の中は、このような会社も少なくありません。
ほんとにいいと思っている家を建てているのならば、グレードなんかなく、家にバラツキなんかでないと思いますからね。
「良いものはこれ!」というよりは、「安くても売れればいい。」家づくりの考えをその程度でしか見ていないでしょうね。
家づくりに関して、どんな家を建てているのか?ももちろん大事ですが、その会社が何のために家を建てているのか?考え方を聞いてみると見えるものがあるのではないでしょうか。
お客さんが「もみの木の家に住んで健康で幸せに暮らせる家族をふやす」というのが今の自分の考えであります。
なので、そこが決まればいろんなグレード何かはない。
お客さんの幸せになるベストの家が「もみの木の家」ですからね。