リビングは何畳?
一般的に住宅会社で検討を始めると「プラン作りましょうか?」
このようなことを言われるでしょう。
この時は契約をしていなくて、お客さんにイメージを最大限に引き出させる。
そうすることで、お客さんの購買意欲は高まりますからね!
要は、契約させるための手段と言ってもいいでしょう。
そんな中でプランを作っていくと、とんでもないことになっていきます。
まずはこう聞かれるでしょう。「リビングは何畳ぐらいにしましょうか?」
お客さんからしたら分かりません。
なので適当に「20畳ぐらいで」みたいなことになる。
「20畳ですね!かしこもりました!」
「友達を呼んでパーティーをしたいので」
ってことでプランされた図面。
お客さんからすれば自分が望んだものが紙に書きだされてテンションは上がる。
そして契約まで持ち込もうとします。
少し考えてほしいのですが、ここでの営業マンの目的は何か?ってことです。
それは、契約になります。
なのでお客さんが何を言おうが要望を聞き入れて取り込んでしまう。
「あとは適当に追加をもらえばいいんだ」ということなんですね。
なので、リビングがどれだけ広くなってもかまわない。
「リビングをそこまで広くすると他の生活スペースが小さくなりますよ。」
みたいなことは言ってはくれない。
だって無駄なスペースが増えれば増えるほど坪数は増えるわけです。
そうなると総額は高くなる。
ということは営業マンの取り分も増えるわけですからね。
「リビングはどうしますか?どんな家がお好みですか?」
これほど無責任な言葉はないという事になります。
だって実際に生活して「こんなに広いリビングいらなかったクーラーの利きも悪いわね」ってなってもお金は帰ってきませんからね。
なのでお客さんに要望を聞いてくるという事はお客さんも後悔する可能性はある。
そう思っていた方がいいでしょうね。