もみの木ハウスのもみの木は柾目で無節です。
これが普通の木との大きな違いです。
なぜ柾目を使用しているかというと、柾目は調質をするからです。
水を吸ったり吐いたりしてくれるってことですね。
柾目は一般的には寿司桶・お櫃など水分の調節に必要な部分に使用されています。
なので室内の湿度調整にも優れているんですね。
木の家を作る会社と言っても沢山存在します。
そのほとんどが板目の節ありを使用しています。
たまに無節の床っていうのもありますが、板目でしょう。汗
板目は一般的には酒樽・風呂桶など水を通さない部分に使用されています。
つまりほとんど調湿はしません。
反ったりしますから塗装とかもされていることが多いですね。
塗装することで木の呼吸を止めて覆うことで動きを止めているという事になります。
そうなると肌触りはベタベタでしょう。カラーフロアーと変わりません。
ではなぜ沢山の住宅会社が板目の節ありを使用しているのか?
昭和時代に沢山人工的に植えられた木なので樹齢で言うと大きいもので50年ぐらいってとこでしょう。
なので沢山国内に出回っている。値段も安いってことですね。
樹齢50年ぐらいですので円形も小さい。なので板目しか取れないってことになります。
そこに国産材と名前を付けると高く売れるわけですね。
さて、
柾目で無節のもみの木ですが大木でしか取れません。
樹齢で言うと江戸時代に芽を出した木になります。250年から300年ぐらいになりますので普通の木ではありません。
しかも柾目で無節。それに自然乾燥ですから細胞まで生きています。
だからこそ内装材としての価値は計り知れないほどってことなんですね。
つづく