建築条件付きの家
前回は、立地の良い都会で建てると土地の値段が上がり、総予算は高くなるってお話をしました。
立地のいいところは土地が余っていません。
余っていたとしても「建築条件付き」っていうのがほとんどだと思います。
建築条件付きっていうのは、土地を購入して家の工事までもセットで行ってくださいという事です。
土地建物セットで売られていて、値段が安く設定されています。
安いだけならいいのですが、安い物には理由があるわけです。
普通の家についているものがついていない。
ですので、標準では住めないと思っていたほうがいいでしょう。
付ける場合は「オプションになります。」ってことで最終的には最初とはかけ離れた金額になっている。って事も少なくありません。
そして、家の性能が低いので、光熱費が高くつきます。
初期投資は安かったけど、後からどんどんお金が飛んでいく家ですね。
住みだすまでは誰もそんなことは分からない。
ですので、ほとんどの方がこれに騙されて「安い」ってことで買うんですね。
そして性能の低い家の価格が標準って思われている方も多いと思います。
それは大きな間違いなんですね。
長いスパンで考えた時に初期投資が安くても、必ず後悔するときが来ます。
そうなってからでは遅い。
立地を優先したばかりに低い性能の家を買ってしまえば、今住んでいる生活環境は改善されません。
優先すべきはやはり「家」です。
住みだして今よりもいい環境に住めることが大事です。
そうならない家を建てるぐらいなら賃貸で十分だと思います。