中古物件
中古物件で、「内装は改装済みですから新築と同じですよ。それでこの値段ですからお得ですよ」
不動産屋さんに行くと、こういうことを言われることがあるでしょう。
ですが、「新築と同じ」ということはまずありえません。
改装してるといっても。中のビニールクロスを張り替えて、表面上は新しくなった?ように見えるかもしれませんが、壁の中はどうなっているいのか?
そんなことまでは分かりませんから危険です。
見た目だけで言うときれいになっていて、しかも安くなっているわけですから素人の人から見ると魅力的に感じるかもしれません。
すくなくとも建ててから10年ぐらいたっていて壁がビニールクロスやカラーフロアーの場合、ビニールクロスから出る化学物質(防カビ材)が揮発してなくなっていますから。クロスをめくるとカビが生えている。なんてことは普通にあることですからね。
次のお客さんに売らないといけないわけですから、クロスや床を張り替えます。見た目は変わりますからね。
そうするとまた新しいクロスからは化学物質(防カビ材)が揮発することとなります。
当然室内にはホルムアルデヒドが充満することになる。
F☆☆☆☆だから大丈夫なわけではありません。これは国が定めた基準値の範囲内はホルムアルデヒドを含んでもいいですよ。という意味のマークです。つまりゼロホルムではありません。
今の住宅は気密性も高いですから24時間換気だけで空気を入れ替えたとしてもきびしいでしょう。
敏感な人はその場にいるだけでくしゃみが出たり。頭痛やめまいをおこします。
それをまた10年ぐらいはくりかえすことになる。
それに、表面がきれいになったとしても柱や梁がどうなっているのか?
地震が来ても大丈夫な構造なのか??そこも分かりませんから怖いですね。
地震が来なきゃ分からないし、来てからでは遅い。ですからね。
それに不動産屋さんは売れればいいわけですから、売った後何の責任もとってはくれません。
「安ければいい」というのであればそこまでですが、メンテナンスや寿命。トータルで考えると性能のいい家を新しく建てたほうが安く済みます。
光熱費も安くなりますからね。それに一番は、安心してずっと住むことができるし間取りも家族にフィットした間取りにすることができますから暮らしやすさが違います。
中古の場合間取り変更は構造的に大きくは変えられない。
ということは以前住んでいた家族の生活同線のまま住むことになるわけですから住みやすいのかは分かりませんね。
つづく