木の家「板目と柾目」
世の中にはたくさんの木の家があり、その種類も様々です。
今日は種類や素材ごとによって使用する用途も変わる。
そんなお話です。
さて、みなさんは木が加工される際に大きく分けると二種類の材の取り方があるのをご存じでしょうか。
それは、「板目」と「柾目」という木の取り方になります。
結論から言うと板目は水を通しにくい材料で、柾目は、水を吸ったり吐いたりする材料になります。
酒樽や風呂桶などに使われるのが板目になっていて、水を保存したりするようなところに使用します。
一方で柾目は、ご飯のお櫃や、すし桶など、湿気を吸ったり吐いたりするので、このような部分で使われているんですね。
「板目」と「柾目」について詳しくはこちら「YouTubeチャンネル」でも紹介していますので良ければみてみてください。
さて、
一般的に住宅メーカーなどの内装材で使用されている材は、板目か?柾目か?って事になりますが、99%板目が使用されています。
つまり、水などを貯蔵するような場所に使用されている材の取り方という事になる。
ということは、湿気が多い場所で使用すると水分は逃げにくいという事になってしまいますので、窓などを開けて定期的に換気してあげるなど適切な処置をすることが必要になってきます。
一方で、もみの木ハウスで使用している材の取り方は、柾目になります。
湿気の多い場所で使用すると、もみの木が湿気を吸ったり吐いたり調整してくれるという事になります。
部屋の中の湿度は柾目のもみの木の家はサラッとしています。
そしてこれらの湿気をコントロールしてくれることにより、もみの木ハウスの家は洗濯物が良く乾く。
どちらを使うかはお客様が内装材に何を求めるか??によって変わります。
家の中の環境を重視したい場合は、もみの木ハウスの柾目材を使用すると良いでしょう。