それは必要か?
今やっていないことはきっと新居になってもほとんどしないことが多い。
これは自分が身をもって体感している事でもあります。
新築を建てる前は色々と想像したものです。
寝室にバルコニーへ出られる窓をつけてバルコニーでコーヒーなんかを飲む。
妄想だけで考えると実用性がありません。
まず今バルコニーに出てコーヒーを飲んでいるか?と言えば一回も出ていません。(笑)
外へ出ると寒いし夏でも熱い。コーヒーを入れるのはリビングになりますし、わざわざリビングから持っていく作業が面倒すぎるからですね。
なので結局は妄想の世界だけで終わりました。
大きな窓をつければその分熱が逃げてしまう。
日中は誰もいない部屋になりますから、無意味に熱だけが逃げる。
普段寝室を使うのは寝る時になります。
寝る時にその窓から暖房で温めた熱も逃げやすくなりますから、光熱費ももったいないですね。
なので想像だけでは分からない事が住みだしてから気が付くことになります。
なので、今やっていることや習慣になっている事は組み込むと正解かもしれませんが、やっていないことを組み込むと無駄になることだってあると思っていたほうが良いですね。
それを先に伝えてあげるのがプロの仕事だし、言ってあげないといけない事だと思います。
お客さんがお金をどこに使うのか?
それは、人それぞれの価値観が違って当然です。
どうせなら自分には持っていない知識や想像できない事を先回りして判断してくれる人や物に使うお金のほうが、価値は高いかと思います。
「値段が安いから」「見た目が良いから」「要望を聞いてくれるから」もちろんそれで価値を見出せるという方もいらっしゃるかと思います。
でもそれらの価値というのはずっと続くものなのかどうかはよく考えておかないと意味のない買い物になってしまいます。
自分だったらそこに判断基準を置かず、その家その物の先を見ても価値が落ちにくい物。共感した物や人にお金を支払います。
話は大きくずれましたが、今やっていないことは住んでからもしない事のほうが多い。
そしてそれを意見してくれる人にお金を払ったほうが後で後悔はしないという事でした。