木の家によくある節
木の床とかで黒い眼玉みたいな丸い模様が入っているのがあると思います。
「節」というものですね。
この模様が入った床は何かに見られているかのような気がして眠れない。
節は木の枝にあたる部分です。
なぜこのような節が入った床があるのかというと木が若いからという事です。
木の節は地上から数メートルの部分にはありません。
なので、大木になっていくにつれて、節は上についているものなんです。
ただ、若い木は節がない部分が少ない。
なので節がない無節の床材などを取ろうと思うと大木からしか取れないことになります。
なので節が入った床材などは若い木で安く手に入るわけです。
よく日本で見かける床材がヒノキや杉ですね。
これを「国産材」とか「地産材」って名前を付ければすごく高価に見せる事が出来ちゃうわけですね。
ただ、これらの多くが戦後植え付けられている植林が多くなっています。
なので、まだ若い木です。なので節が出てくるわけですね。
そんな若い木から節無しの材料を取ろうとすると難しい。なのでおのずと値段は高くなります。
逆に節がある木の床は安く手に入るってことになります。
それに若い木からは「板目」といってタケノコ模様のような木目が入ったものしかとれません。この板目の特徴ですが、昔から酒樽や味噌樽など水分を貯蔵する部分に使われています。
つまり水を通さない。
水を通さないという事は「木は調質します」ってことは真実ではないのかもですね。(笑)
なので気持ちよく生活がしたいなら内装材には柾目材で無節の材料が良いでしょうね。
そうなるともみの木しかないわけです。
たまに他の木でも柾目の無節があるみたいですが、機械乾燥で細胞は死んでいるでしょう。
でも柾目ってことでものすごく高額になっています。(笑)
木でも内装材に使用する木としてはあまり体に良くない成分が出ている場合もありますからね。
そこでずっと暮らすわけです。やめたほうが良いですね。