流行りの家
多くの人が「家を建てる時にはいろいろな家を見たほうがいいよね。」
そう思うわけですが、まずはどんな生活がしたいのかをよく考えるといいと思います。
ほとんどの方がどんな生活がしたいか?というよりはどんな家が良いか?ってことで決めている場合が多いと思います。
それはそれでいいんですが、その考え方で家を探すと生活が始まってから後悔する場合が多いですから注意が必要です。
でも、ほとんどの住宅会社がそういうお客様に合わせた売り方をしているが現実です。
なので、お客様に売り込むのは「今が旬」の家を売るのが当たり前になっている。
なのでイメージだけで売り込んでいる場合が多くなっています。
でもほとんどの会社が平均的に好まれる住宅を売りたがるのでどこも同じような家になっていて結局は何で判断したらいいのかわからなくなる。
なので住宅会社同士で競合になった場合、お客様は数字や値段での判断になる場合が多いんですね。
数字はお客様も判断しやすいわけですし、納得させやすいから住宅会社も売りやすいわけですよ。
でもその数字は本当に生活しだして快適になるのか?それは住んでみないと分からないという事。
よく聞く数字がUA値やQ値です。
Q値が昔の物で、今はUA値が使われています。その数字だけで判断すると、数字が小さい方が断熱性能が良い家という事に数字上ではなるわけです。
ただ、生活しだしてその数字の違いを感じる事ができない場合もある事を知っておきましょう。
まずは、住宅会社が数字を言っていた場合、外皮計算書を見せてもらいましょう。
「窓は何にしますか?」このようなことを言われる場合、すでに数字は変わってしまっている。
もう一つは内装材の違いです。
硬い床(カラーフロアーやウレタン塗装の木の床)は熱が伝わりやすく体温が急激に奪われる。
なので、床に触れた瞬間にヒヤッと感じる事でしょう。
逆に柔らかい床の場合、熱が伝わりにくいので体温が急激に奪われることがない。
なので触れた瞬間にヒヤッとはしません。
なのでこの時点で数字とは違った体感が大きく生活を変えることが理解できます。
でもそれを説明すると安い床が売れなくなってしまう。
住宅会社の利益率が落ちてしまいますからね。
さてどうしようってことで、結局は数字で判断させるほうが住宅会社からすれば手っ取り早く売りやすいわけなんですね。
なので数字がどれだけよくても内装材が違えば体感としては寒かったり暑かったりするわけです。
なので、数字だけを追いかけると騙されます。
まぁ色々と見たいという事は分かります。
興味本位ではいいんでしょうが、お客様が信用していないのかもしれませんが、住宅会社も同じような対応をしていると思ったほうがいいでしょう。
お互いに騙しあい見たいな家づくりはめんどくさいと自分なら思います。
なので結論を言うと数字や見た目もお客様からすればもちろん大事だし何にお金を払うかはそのお客様次第になります。
でも、本当に生活が始まって後悔しないためには、どんな生活がしたいかを考えるべきです。
表面上の事を考えてしまいがちですが、なぜその内装材で家を建てているのか?とか、この家に住むとどんな生活ができますか?みたいな話をとことん聞いた方が良いでしょう。
流行りやイメージを売りにしている会社は今の事しか考えていないと思ったほうが良いですね。
その価値は薄れる事を知った方が良いでしょう。
時が過ぎれば価値が薄れてしまうので、時がたてばまったく根本から違う家を建てている場合が多くなっていますからね。