理想を聞かせてください
住宅を建てる時にはヒアリングという作業が行われる。
「要望をどんどんお話しください。理想を聞かせてください」
ってことで始まるヒアリング。
建築の知識がないお客さんに対して質問する。
予算を無視した行為だとも言えますね。
お客さんはもちろんイメージされている事をどんどん要望していく。
そうして出来上がったプランは予算オーバーの悲劇となります。
当初の予算より大幅に超えてしまう。
そうなるとそこからは地獄のような減額打ち合わせになります。
誰も楽しくありません。
叶うと思っていた要望をドンドン削っていくことになりますからね。
それに、お客さんは建築のプロではありません。
なので、ほとんどがインスタや住宅雑誌で見た、見た目のイメージで要望することになる。
なので住みだした後のことは分からないわけです。
それを要望があったからという事で取り入れる。
そして住みだしたお客さんは、「夏は暑くて冬は寒い」こんなことにもなったりする。
「なんで最初に行ってくれなかったんですか!」って言っても責任はとってくれないでしょう。
「お客さんが要望されたことですので、うちでは責任はとれません」こうなりますからね。
お客さんが要望したことに対して応えることにより責任を回避しているという事なんですね。
正しくないことは住宅会社がはっきり言ってあげるべきだと思います。
もみの木ハウスの場合、住みだして良い結果にならない要望を取り入れることはしません。
後がどうなるか分かりますからね。