窓はどうする?
窓が大きければ大きいほど断熱性能は落ちます。
「うちの住宅は超高気密高断熱で快適です」
という会社には窓は選べますか?って聞いてください。
そして選べますよ!となった場合、断熱性能も変わると思っていたほうが良いですね。
窓は普通の壁の部分よりも1/10程に落ちてしまいます。
なのでお客様に選ばせている場合、性能まで変わってしまうという事。
そのようなことまで考えたうえでお客様が選ぶのであればいいと思いますがなかなか難しいでしょう。
それに、窓の位置や個数も大事な部分になってきます。
窓のついている壁は耐力壁にはできないので、かたよった場所に多く設置すると、その分別の場所に耐力壁を設ける必要が出てきます。
家には耐震等級があり、1が一番弱くて3が一番強いことになる。
ただ、基本的には耐力壁のそう長さで考えます。
「耐震性能は3です。」って言っていたそしても窓をかたよった場所にたくさんつけている場合、家の重心と地震の力が作用する部分の中心がずれてしまう。
これが偏心率と言います。なので窓を南面に沢山付けた場合、耐力壁の長さが足りないことになり、ほかの部分でまかなう必要が出てきます。
他の部分で耐力壁の長さは足りて耐震等級はとれたけど、地震が来た時にバランスが崩れて倒壊してしまう事もある。
震災でも耐震等級3の多くの家がこれで倒壊したそうですからね。
なので、窓って本当に大事な部分になります。
選び方を間違えると大惨事になります。
窓は種類によっても変わってきます。
アルミサッシの場合、性能は低くなる。
これも聞いておいたほうが良いですね。
むやみに選べますよ!っていう会社には気を付けましょう!