無垢材
無垢材だと健康。
多くの人がこのようなイメージを持たれていることが多い。
無垢材にもいろいろな種類があります。
大きく分けると針葉樹と広葉樹があり、
内装に使う無垢材でも間違った使い方をしてしまうと使う意味がない。
木には柔らかい木(針葉樹)
硬い木(広葉樹)
があります。
針葉樹は杉・ひのき・もみ・ツガ
などがあり、広葉樹はクリ・ウォルナット・タモ・オーク・
です。
針葉樹は熱が伝わりにくいので体温が奪われにくく断熱性にも優れていると言えるでしょう。
広葉樹は体温が奪われやすいので内装材には不向きです。外壁やウッドデッキなどでよく使われたりしますね!
じゃあ針葉樹だから内装材に使うと良いってわけでもなくって板の取り方で大きく変わります。
針葉樹でも板目の場合は調質効果は期待できません。
板目でよく使われているのが酒樽や風呂桶などで使われていることが多い。
つまり水を通しにくい材料なんですね。
なので調湿はしない。残念ながら国内に出回っている内装の無垢材ほとんどがこの板目でしょう。
乾燥方法によっても変わります。
人工乾燥(機械で高熱で乾燥させる方法)
自然乾燥(名前の通り時間をかけて自然に天日干しする方法)
人工乾燥の場合、高熱で乾燥させるので出荷が早くできます。ですが、木の成分は失われてしまうので調湿も消臭もしません。残念ながらこれも国内ほとんどの無垢材がこれでしょう。
せっかく無垢材を使うなら自然乾燥の柾目の針葉樹で内装材に適しているものを使う方が良い。
なので、それを満たそうとした場合には、フォレストバンク製のもみの木になるんですね。
樹齢が250年から300年ぐらいの物になりますから比べ物にならないでしょう。
なので種類や乾燥方法の違いで住み心地は変わってしまうという事。
板目で機械乾燥で家づくりをすれば、思っていた効果は出ないかもしれません。