家づくり考えると失敗する。
考えると失敗する。
色々と考えると失敗します。
営業マンはその隙を見逃さないですからね。
考え出すと欲が出てきて「この会社もいいな。あの会社もいいな。」みたいになる。
そこを営業マンは、「このシリーズは、値段もリーズナブルですごくお勧めですよ。」
こんなことになり、お客様は、だまされる。
「じゃあ自然素材の家とかも建てられますか?」
「大丈夫ですよ。うちは何でもできますから。」
「じゃあ木の床とかも大丈夫ですか?」
「お任せください。いろんな種類がありますよ。」
「ところでこの木はどんな効果があるんですか?」
「木なんで温かいですよ。」
「なぜ木だと温かいんですか?」
「・・・いやぁ木ですから。」
「じゃあこの沢山ある木の中でどの木がいいんでしょうか?」
「いやぁ。私だったらこの木は見た目もいいですし、木の木目も好きなので、これですかね?」
ほとんどの場合、見た目だけ「木」ってだけですすめているわけですね。
そうなると無意味なお金になるわけです。
見た目だけならプリントでも何でもいいわけですからね。
それなのに「木」ってだけで値段がオプション金額になり高くなる。
何が問題なのかというと、その営業マンがお金儲けや契約が目的で商品をすすめるということ。
つまり、お客さんが自然素材がいいなら自然素材の家を建てますし、値段重視ってお客さんには、性能を落としてでも言った通りの家を売るわけです。
本当に親切な会社なら、普段自分の会社で自然素材を建てていないのなら「自然素材なら違う会社がいいですよ。」そう言いますからね。
絶対に言えるのが会社によってローコストが得意の会社もありますしデザインが得意の会社だってあるわけですからね。
ただ値段で言えば、最初安くても長持ちしなかったり後々の維持費が半端ない。
デザイン重視の場合、その時の流行でしかない。数年たったら違うデザインが流行ってたりする。
そうなった場合、価値としては何も残りません。「その時」の自己満足で終わりです。それに奇抜な建物の場合、地震に弱い建物と思っていたほうがいいと思います。
それぞれ得意不得意が住宅会社にもあるわけで、ローコストばかり作っていればそれが得意になりますし、デザイン重視であればそれが得意になる。
「それを何でも建てられる」っていうのはラーメン屋さんが「うちはパスタもうまいです。」って言っているようなものなんですね。
つまり、住宅会社がどんな建物でも建てられるは嘘になります。
嘘ではなく建てることはできるけど、中途半端な家になるってことですね。
じゃあなんで何でも建てるのかというと、売れればいいって事が本音になるわけなんですね。
大体そういう会社の考えって「そんなこと言ったって売上げが上がらなければ経営が成り立たないじゃないか?そうしないと従業員も幸せになれない。」とかでしょう。
もちろんそうですがそれは家に対してのことじゃないですよね。
お客さんからすればそんな事関係ないわけです。
「家」はこれだ!と思っているならその家しかすすめないはずですからね。
一番簡単な方法は信頼できる会社に任せればいいと思います。
お客様が「あーだ!こーだ」言わなければいけない会社では建てないほうがいいという事ですね!
そういう会社は、お客さんが「この材料がいいわ。」といったらすぐに変更もしてくれると思います。
でもそれでいい家になるのかどうかは、お客さんの采配で決まってしまうって事。
ずっと住む家なのにそんな事いいんでしょうか?