高気密高断熱の家って?
最近の住宅は超高気密高断熱化が進んでいます。
2020年から省エネ性能に対して最低限の基準が義務付けられてるという事。
どの会社も「高気密高断熱化」は加速していく事と思います。
それによりお客さんからすればいい点もあります。
少しのエネルギーで部屋全体を温めたり冷やしたりすることが出来るようになり、光熱費が安くなる。
ただ、問題点もあります。
それは化学物質や湿気の問題になります。
高気密高断熱になると湿気や化学物質が外に出ないという事。
つまり、使う内装材を間違えると頭が痛くなったり、湿気でカビが生えたりするという事ですね。
今は建築基準法で24時間換気を義務付けられています。「じゃあそれがあれば大丈夫でしょ?」そう聞こえてきそうですが、24時間換気は計算上2時間に1回家中の空気を入れ替えられる計算になってます。
つまり家の中は化学物質が出続けているのに空気は2時間に一回しか換気されていない計算になります。
なので、高気密高断熱の家になればなるほど内装材には気をつけなければいけないんですね。
そうしないと後からリフォームしないといけない。
ビニールクロスは湿気を吸わないのでカビが生えてくることになります。
最初の10年ぐらいは防カビ材が揮発します。
その防カビ材に化学物質が入っているんですね。
10年経つとどうなるのか?
防カビ材が揮発してなくなり次はカビに悩まされることになる。
カビが生えてダニが増えるとその死骸やフンをゴキブリが食べることになります。
そして湿気で壁紙は剥がれる。そうなった時はもう壁の中も蝕まれていることになる。
高気密高断熱の家にした場合には内装材に有害な化学物質の発生が無く、調湿する素材を使わなくてはいけないという事が分かっていただけたでしょうか。
なのでもみの木ハウスの場合、内装材も「もみの木」しかない。
「もみの木」の内装材は有害な化学物質を出さないどころに留まらず、有害物質を化学分解する機能があるうえに調湿する能力ももの凄いわけです!
もみの木ハウスの家はすでに高気密高断熱の家なわけですから内装材にもみの木は必ず必要と言うことになります。
なので「もみの木の家以外は造らない」になるって事ですね。
「うちはこの断熱仕様で超高気密高断熱ですよ!」
と言ってきた場合こう聞いてみてください。
「内装材って選べるんですか?」
そこで「もちろん選べますよ!」と言ってきた場合、10年後のリフォーム代金は貯めておかないといけない事になります。泣