サッシは何にしますか?
一般的な住宅会社で「サッシは何にしますか?」
こう聞かれることがあると思います。
でもこれを聞かれたら危険という事を覚えておきましょう。
サッシが選べるという事は性能も選べるという事になります。
サッシで性能の数値も変わるという事ですね。
ということは、サッシが変われば熱が逃げやすくもなるという事なんですね。
なのでその重要な部分が選べる場合、お客さんが選ぶ窓次第で夏は暑く冬は寒い家になる。
「窓は何にしますか?」
「どれが選べるのでしょうか?どれがいいのか分からないです。」
「お客さんの予算ですとアルミ樹脂複合サッシでしょうね。」
「何なのかわからないけどその窓っていいんですか?」
「オール樹脂にすると値段が上がりますからアルミ樹脂複合ぐらいででいいと思いますよ。」
「じゃあそれでお願いします。」
こんな事になります。汗
アルミ樹脂複合のサッシはオール樹脂の場合よりも多くの熱が逃げます。
これは窓が大きければ大きいほどそうなることになる。
なので会社の本音は「予算が合わないので性能を落としますね。」という事なんですね。
それを会社は言ってくれないでしょう。
だってその会社のモデルなどには性能の高い窓がつけられていて、それをもとに数値を出す。
その数値を宣伝したりしますから、お客さんが窓を選んだ時点で実際の数字にはならないってことですからね。
なので選ばせる事態がおかしいという事です。
お客さんに「どれがいいですか?」って聞いたら「分からないので安い方で!」ってなるに決まっています。
いい方向に行くのであればいいでしょうが、そこは会社が決めてあげたほうがいいに決まっています。
それ次第で住みにくくもなるわけですからね。
なので「サッシはどれにしますか?」
こう聞かれた場合は、お客さん次第で住みにくい家にもなる。そう思っていた方がいいでしょう。