営業マンの本音
「せっかくのマイホームなんだからリビングは広く欲しいわよね!」
こう思われる方も多いでしょう。てことで営業マンにお願いします。「リビングは広くお願いします」
「かしこまりました。広くとっておきますね。」「ほかにもご要望をどんどんおっしゃってください。設計に書かせますので」
てことでお客さんの要望通りの間取りを作っていく事が普通の住宅会社でしょう。
が、お客さんは住宅のプロではありません。
要望通りに作って後で後悔するのはそこで住むお客さんってことになります。
その後住んでから「やっぱり家は三回建てないと満足しないわね」
普通なら「じゃあ建て替えるか!」とはならないでしょう。
家の寿命が来るまでずっと住みにくいと思いながら生活することになります。
「要望をお聞かせください。うちは自由設計ですから!」なんて言われたら注意しなければいけません。
自分の要望通りにって聞こえは良いかもしれませんが、会社側が後でクレームにならないように選ばせてるって事でもあります。責任をかぶりたくないからですね。
つまりその会社の理想の「家」ていうのがないのと同じです。
何でも言われたら作るんではなく「ここはこうしないといけません!」こう言ってあげる事が一番大切なわけです。
でないと後からの住み心地なんてお客さんは想像できませんからね。
良い家になるとは思いません。
要望をどんどん言ってプランニングしてもらった後、契約も済ませる。
いざ金額を見ると要望を言った分だけ金額が増えている!
ですが営業マンは要望を聞けば聞くほど儲かってしまう。
なのでお客さんの要望は喜んで聞いてくれるんですよね~。
お客さんが本来目的としないといけないのは、長く住めて幸せに暮らせることだと思います。
その目的が「要望を聞いてくれる事」になってしまうと営業マンの思うツボになってしまいます。
だって営業マンの目的は契約ですからね。
なので要望を聞いてくれるから親切ではなくて本当に考えてくれているのであれば出来る事出来ない事。
そこは明確に言ってくれる人でないと満足のいく家にはたどり着かないと思います。