どの家にしますか?
「お客様の理想はどんな家ですか?」
家を建てるとなった時に問われることが多い質問。
お客様に求められた事に答えていく。それが注文住宅ってことなんでしょうね。
でもそれは少し違うと思います。
「色々な種類のお客さんに対応して大量生産したい!」
が会社側の本心ですね。
でもそれは違うと思いますね。
お客さんからすると一度は満足となるのかもしれません。
理想や要望をそのまま聞いてくれるんですからね。
でもそのような住宅会社の場合、そのあとの事も考えていません。
要望をすべて聞き入れて、お客さんが求める理想の家100%になったとします。 そこで住んだ後の住み心地のことまで保証してくれる会社ならいいでしょうね。
まずありえません。
住みだして「住み心地が悪いのですがなんで最初に行ってくれなかったんですか」
「これはお客さんの要望で出来た結果ですから。。。」
残念ですがそうなるでしょう。
家に対しての知識は建てる会社の方があるはずでしょうからね。
理想の家というのがその会社にあるのであれば、求められても答えられる事とそうでない事が出てくるはずなんですね。
それを会社側が正直に言ってあげる事。それが「住み心地いい家」になるのだと思っています。
結局はお客さんの考える理想は、正しい事とそうでないことがあります。
なぜかというと一般的なお客様が情報を仕入れるのは住宅本であったりネットがほとんどです。
つまり、ほとんどが見た目やイメージの話のなかでの知識になってしまいます。
見た目よくても中身がよくない場合は、住み心地いい家とはなりません。
なので雑誌とか見ると全てがお客様のイメージに残る様な事が書いてあるんですね。
「自由設計で要望通りの家が建ちますよ。」
どんな家でも作るってことです。「売れればいい」そう考えるからでしょう。
「お客さんの理想を形にします」というのには罠が仕掛けられているってことですね。
会社側は後でなんとでも言い逃れが出来ますからね。
なので家に求めるものは何ですか?そう聞かれたら危ないかもですね。
どんな家が建つのか分かりません。