木は調湿するのか??あまり知られていない本当のこと
「木は調湿します」よく聞くことがあるかと思います。
雑誌やSNSなどでよく見かける言葉。
皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか?
知らない方も多いかと思いますが「木」って色々な種類がありその木の取り方によっても調湿するかどうかが変わります。
一般的に多く出回っている木の取り方が板目という木の取り方です。
板目は、タケノコのような模様をした期の取り方で、用途としては酒樽やしょうゆ樽のように水を貯蔵するようなところへ使われる木の取り方です。
一方で柾目は、木の目がまっすぐと並行して流れる模様。
用途としては寿司桶やご飯のお櫃などに使われ、水分を調湿するようなところに使われます。
もみの木ハウスのもみの木の木の取り方は後者の柾目です。
ですので、ただ木だから調湿するというかで言えば違います。
板目材を室内に使うよりは柾目を室内に使うことで調湿するんですね。
もっと言うと柾目の自然乾燥であれば木は調湿します。
木の取り方ともう一つ。
乾燥方法でも調湿するかどうかが変わります。
一般的に使用されている内装材の木の多くが機械乾燥と言われる乾燥方法になっていて、
木の中の細胞が壊れてしまっているかもしれません。
木は、高温で急激に乾燥させると木の中の細胞が壊れてしまい、調湿や抗菌などせっかく木の持つ成分まで失われてしまいます。
ですので、木の乾燥方法によっても変わってしまうし、木の取り方によっても変わってしまうということは確認するべきでしょう。
大事なのは、その木の乾燥方法と木の取り方を聞くことが大事です。
その木は、「自然乾燥の柾目材ですか?」これを聞いて違う場合は室内の湿度を調湿するかどうかは分かりません。
「木だから調湿する」大きなくくりでの言葉にはこのように実は知らない真実が隠されていたりします。
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