ドイツ研修に行きました ノルドラッハ製材・加工所
バスでシュバルツバルト地方ノルドラッハに向かいます。
ここではもみの木の製材・加工がされています。
ドイツの製材所は谷底・川のそばにあることが多いらしくその理由は、昔機械などがないとき水車の力を利用して加工し、運搬も船で行えたからだそうです。
ということもあり、川のそばにあります。
今回見学させていただいたのが、昨年も見学させていただいたエヒテレさんです。
この工場は約半年かけて24時間稼働してしていた工場を約半分の時間で稼働できるように、設備を変え、工場を改装し約半分の時間で稼働率を賄えるように整えたそうです。
この機会の刃の部分。
以前まで片刃だったものが写真のように現在は両刃になっており、以前まで一方通行で切っていたものを、行き帰り両方で切れるようになったそうです。
その背景には電気代の高騰があったとのこと。
ドイツでは電気代が400パーセントアップだそうで今もその状態が続いているそう。
そこで設備や工場の仕組みを変えることでカバーできるよう考えられてのことだそうです。
仕組みを変えることで時代や状況の変化を乗り越えている企業努力はすごいと思いました。
この工場では85パーセントがもみの木。15パーセントがスプルースの製材・加工がされています。
材料は住宅用だけでなく、ドイツの家庭用サウナなどにも使用されているそう。
ドイツのサウナはもみの木も多く使われているとのことを聞いてサウナ&もみの木
好きの僕にはたまらない!
もみの木が多く家庭用サウナに使われる理由をお聞きしたところ、
ヤニが出にくいからとのことです。
スプルースなどからはヤニが出ることが多く、ヤニのでにくいもみの木を使用しているとのことでした。
見た目だけではわからないですがそういった理由があり使い分けられているんですね。
しかし、もみの木のサウナなんてなんて贅沢な。
一度は入ってみたいですね!ととのいまくりそうです(*_*)
そして次の写真がもみの木の原木です。
Tと書いてあるのはドイツ語で「Tanne」(タンネ)もみの木のことです。
写真右上の緑の「F」はスプルースです。ドイツ語で「Fichte」フィヒテというそうですね。
にているけどスプルースはトウヒ属でもみの木はもみ属
全く別物なんです。
この写真は、
丸太を製材する際に機械に入力。
切断する部位などは個々の機械で操縦し、微調整もここで行えるようになっています。
モニターで細かい部分まで確認されています。
ここで切断された部位ごとの木材が各工程に進みます。
ここで製材される一部はドイツなど住宅用の木製窓枠だったりドアだった理に使われています。
その中でも限られたほんの一部のもみの木のみがもみの木ハウスのもみの木に使用されているんですね。
お忙しいなか見学させていただきありがとうございました!
最後に皆さんで記念撮影。
そのあとは今夜の宿泊地ゲンゲンバッハに向かいます。
そこで・・・・・・・。
つづく