窓の位置で地震時の強度に係るので気を付けましょう
窓の位置で耐震性能が大きく変わる
「うちの家は耐震等級が3ですから安心してください。」
この言葉を聞いても絶対に安心してはいけません。
なぜかと言えば、窓の位置で大きく強度は失われてしまうからです。
耐震等級はバランスは考慮されない
耐震等級とは、耐力壁の量で決められており、バランスの事は考慮されてはいません。
ですので、「南東に窓を沢山設けてください。」となった場合、地震時に建物は窓の多い南東側に崩れ落ちるでしょう。
例えば、テーブルの足を4本のうち一本切った場合、足がない方向に倒れるイメージです。
ですので、南東にもし窓を設けた場合、南東に耐力壁がない状態。
南東にバランスよく設けるはずだった耐力壁は北西などに集中して設ける形になってしまいます。
これでは非常にバランスが悪い建物になってしまいます。
大事なのは偏心率
そうならないためにも、大事なのは偏心率です。
これは、先ほどの耐力壁がバランスよく配置されるための数値みたいなものです。
力が加わる中心点と、建物の重さが加わる重心との差がどれぐらいあるか?を計算することで、地震時にねじれがどれほど大きくなるかを表します。
この数値が大きければ、偏心率は悪くなり、耐力壁のバランスが悪い家という事になります。
偏心率は0.3以内
この数値は基準法で0.3以内と定められていますが、建築士がチェックしてください。としかなっていません。
つまり、報告義務はないんですね。
なので、計算していない会社が多いかもしれません。。。。
もみの木ハウスでは、毎回偏心率チェックを行い、基準の0.3を上回る0.2以内となるよう設計されています。
知らなければ気にすることのない言葉ですよね・・・
家の角に窓は気を付けましょう
これらの数字が悪そうな家の特徴として、家の角に窓があると言ったところです。
角は家の強さを保つのに大事な部分になります。
角が窓になっている家は、かっこいいという声も聞こえてきそうですが、地震が来ても大丈夫な家を建てましょう。
偏心率はいくつですか??これは聞いておいた方が良いですよ。